施設訪問

(愛犬サークル社会奉仕活動より)

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愛犬サークル社会奉仕活動の一環である介護施設訪問の報告

この社会奉仕活動は、Jewish Home and Hospitalと愛犬サークルの協賛による

理学療法士の長谷川真人さん、 同じく理学療法士のめんじょう みちよさんによるコメント

長谷川真人(Certified Therapeutic Recreation Specialist at Jewish Home and Hospital、理学療法士)

愛犬サークル施設訪問をして頂いた、メンバーの皆さんとワンちゃん達、大変有難うございました。そしてお疲れ様でした。当日の写真から見てもお分かりのように、施設入所者の方々は、とても皆様の訪問を喜んでいられました。

ワンちゃん達の訪問も回を重ねるに連れ、慣れて来たこともありますので、今回は、入所者の方々にワンちゃんを抱っこして頂いたり、撫でて頂いたりして、前回のワンちゃんを通して、会話を弾ませ、社会的交流を図る目的以上の施設訪問の効果が出てきたみたいですね。

ワンちゃんの訪問を通した、ペットセラピー的効果として、社会的には、ワンちゃんと皆様の訪問によって、入所者の社会交流が深まります。又、身体的には、体を動かしにくかった入所者の方々が、ワンちゃんを触ったり抱いたりする事で、体が動かし易くなります。精神的には、寂しさが軽減したり、気持ちが和んだりして、癒しになります。認知的には、ワンちゃんと交流する事で、意識がよりはっきりする可能性も言われています。

定期的な施設訪問と入所者に合わせた具体的な目標を立てることによって、これらのペットセラピー効果が、よりはっきりと見えてくると思います。もし、本格的なペットセラピーに興味のある方は、Delta SocietyやGood Dog Foundationのトレーニングを講習する事をお勧めします。各団体のホームページにも、色々なペットセラピー(Animal Assisted Therapy:AATという用語が使われています)の情報が載っていますので、参照して下さい。

今回の訪問のように、単にたまに施設を訪問して、ワンちゃんを見てもらうだけ(Animal Assisted Activity:AAAという用語)でも、犬好きの入所者の方々にとっては、とても嬉しいことです。今後も訪問に協力頂ければ、とても有り難いです。

また、今後の訪問の際の注意点として、ワンちゃんと入所者の方々の安全面と衛生面をより考慮する必要が有ります。安全面では必ず、ワンちゃんは、予防接種を受けている事、他人、他犬に危害を加えない事、吠え過ぎたりしない事、ワンちゃん自身がきつく抱かれて怪我をしないようにする事、ワンちゃんにストレスを与えすぎないよう管理するなどです。衛生面に関しては、訪問前にお風呂に入るなどして清潔にしている事、訪問の前後に必ず手を洗う事、入所者の方にワンちゃんを抱っこしてもらう際には、タオルなどを敷いておく事です。

どっちにしろAATとAAAは奥が深いので、今後も関連情報や講習会などのお知らせがあったら皆さんにお知らせしますね。施設訪問を通して、飼い主にとっても、ワンちゃんにとっても色々発見する事があると思いますので、メンバーの皆さんでお互いに色々意見を出し合っていければと思います。どうぞ、宜しくお願いします。
 

めんじょう みちよ(理学療法士)

はじめて参加させていただいたので、感想をお話させて頂きます。

まずは、みなさんとてもフレンドリーで、ワンちゃん達もかわいくて、とても居心地の良いサークルでした。

訪問も、はじめてのことばかりで、とても興味深かったです。

まず、訪問先の方々の顔がみるみる明るくなるのは、さすがワンちゃん達ですね。
私は日本で高齢者のリハビリの仕事をしていたので、ついついセラピー的な視点で見てしまうのですが、難しいことは抜きにして、素直に素晴らしいと思いました。
わんちゃんたちに脱帽です。

今回のAAAでも、敢えてAAT的な側面で考えると、その可能性は、とても大きいと思いました。

例えば、長期型のパブリックルームで、最初、お一人で首を垂れてうつらうつらなさっていた方は、
他の方たちが犬たちと交流している間に、頭をあげて、しっかりと犬たちを目で追うようになって、
時間の経過と共に「目に輝き」が現れるようになっていました。
あの変わり様は、セラピーとして効果がある! という思いがしました。

また、病棟の覚醒レベルが低くなっておられた方(猫好きだという方)も、時間や回数をかけて訪問すると、何かハプニングが起きるような期待感がありました。
手がしっかりと動いてましたからね。

このような精神活動や覚醒レベルが低い方々にこそ、継続的なワンちゃん達の力を借りてAATをしたいものだと思いました。

もちろん、精神活動性の高い方々の、あの喜びの表情は、とてもよかったですよね。
刺激の少ない入院生活の中で、心がパッ!と明るくなるような出来事だったに違いありません。

あとひとつ思ったのは、タオルなどは使用しないのですか?
私が見たのはお一人だけだったのですが、
ワンちゃんを膝に乗せた後、パッパッと手で服を払った方がいらっしゃいました。
ほとんどの方が寝間着ですし、また、手術後のガーゼがまだ取れない足を出している方もいらっしゃいましたから、
ワンちゃんを膝やベッドに乗せるときは、タオルを1枚敷いて差し上げると親切かな、、と思いました。
日本人的な発想でしょうか?


それにしても、本当に貴重な体験でした。
回を重ねて、充実した交流が育っていくといいですね。

ありがとうございました。

お疲れさまでした。

また、よろしくお願い致します。